曖昧なことは忘れてしまう 確かなことすら曖昧に 日記に綴った言葉の端に 音をつけていく作業 味のしなくなった現実を 美しさと勘違おうと 寂しさを無駄にかき集め 自分を許している日々を 今 歌にしている 今 今 歌にしている 今 今 僕が僕を信じようと 狂っている 誰かを許している暇はない 幸せの定義とは何か 飾りつけはまだ 済んでいないからさ 部屋には入らないで ようやく辿り着いてみたここも なんとなく附には落ちなくて とにかく誰かと会おうとしたり 嘘の思い出を書いてみたりして 冷静なんてない お酒を覚える前だって 隙間を埋める甘い菓子は 苦い煙に取って代わってった 時間はとにかく 満たしてみたけど 心は一体どうすんの 無理矢理詰め込む予定が 僕を歪な形に変えてった だから 誰かを受け入れる 余裕はない 幸せがそこにあったとしても 手を出したら壊れてしまいそう それこそ 死ねなくなってしまうの 曖昧なことは忘れてしまう 確かなことも忘れていく いつかの僕が歌う歌も 装飾まみれで残していく 何も疑わずに 君を信じてたら 僕を騙したまま 向こうに行けたのかな、と 昔の思い出と歌う僕を 君は殴っていい