「あなたが苦しかったころのことを 聞かせてください」 と言って彼は笑った 思い返してみればもうずっと 幸せでいることが怖かったんだ 未完成、いつも始まりのあとは 身の丈に合わないことばっか 思い出すこともできないほど前に 手に入れた軽い脆い自信 フィクション いつかは”おわり”がなきゃと かくあるべきをしたためますと ドラマツルギーと”苦悩葛藤”の 線引きは曖昧なまま 人に言うほどのことでもないけどさ 季節が違えば最悪死に至る 値 枉概の詩の事由で 救われたかった何もなかったから 愛を歌うために作り上げてる 強引な後悔と 遠くまで行こうぜ 悲しみの果てのその先まで こと切れたあとはもう 素晴らしい愛と笑いの日々 嘘でもいいし誤魔化していい 少しでも心が燃えるなら でもあなたが信じた地獄には 背かないで イカすぜ 今日も昨日と違う朝 何かを上げる故に下げる 永遠にかける 萎える クソ食らえる? こっちは食って寝てまた起きて 平和ドラドラ一盃口 中々よくやってる凄くはないが 激的じゃないくだらない俺らに 期待してくれたっていいぜ少年 絶対的標準時午前3時 なにもしないでも悲しい 相変わらずの夜 生ぬるい街の隙間から見える月の 反射で濁ったこの目に映る 好きだった季節や人々へ 僕は今までで何か間違えてましたか 誰か知ってますか 中流階級の自称表現者 港のラジオで名曲を聴く青年 午前4時パートをする初老の男性に 罵声を浴びせる彼女の夢は 画家だった あの時会った いけすかない彼は光っていた 届け! 何より目を逸らす君や 俺らのところまで 後天的付加価値 愛される方法をずっと探してる 化物になってボロボロになっても 最後まで残しててくれ 頑張れなんて言われたくないなんて 二度と言わないで 前衛的不可逆な自虐拳の遂 もうくたびれたでしょう 少しウェーブのかかった髪のような 捻くれたあなたが 身を捩ってまで輝く姿は とても美しいこと あなたは美しい人