2人居た狭い部屋の中 散らばっていた 当たり前だったくちづけが 今日はもうない 冷め切ったような視線で 強く抱きしめられても 終わらせたくない理由が 僕の中に残っている ふわり触れたぬくもりがずっと 愛おしくて 少しの勇気が欲しいのに ありふれてた時間は今も 夢のようで 覚めても 魔法にかかっていたいから 乾く唇に閉じこもる メッセージは きっとこれからも 決して伝わることはない 平気なフリをする癖も 不器用な愛の言葉も 僕だけが知っているから 君はそばで笑っていて ひらり落ちた雨粒がそっと 頬を伝い記憶よ戻れと願うけど いつの間にか見失っていた 僕らはもう幸せだったと 過去になるのかな 平気なフリをする癖も 強く抱きしめられても 不器用な愛の言葉も 僕だけが知っているから