始まりの季節が終わって風が薫る 浮き足だった気持ちが 僕らを次へ連れていく 一緒に飲んだラムネの味を 思い出すと 前よりも少しだけ ぼんやりとしていた 悲しいわけじゃないさ 胸の苦しみも噛み締めて また少し大人になった だけだと思えた そう思うんだ 晴れた空を見る 横目でみてた未来を今透かして 知りようがない明日のこと 自分の声をただ確かめた 庭先に咲いた朝顔に水をやって ずっと大切に育てるなんて 誓ったこともあったな 誰かのためになのか、 いや自分のためなのか 混ざりあって困って しまうことが増えたんだ たまに泣いてみる みんなどこかで何をしてるのかな 愛に飢えたあの子も 人波の中 きっと生きてる そう願ってる 幸せとは何かを探し始めた 終わりのない旅路 あてがないことなんて もう分かってる 蝉の鳴き声がまだ耳に響いてる