あの頃見ていた映画は 全部フィクションだってこと いつから気づいたんだっけ 大人になったらあたりまえだらけ 6:00に響くめざましが退屈の合図だ 頭を悩ますアイツも誰かにとっては いい人なんだよなあ... 俯きがてらで蹴飛ばした 石ころは少し先へ飛んでった この町から抜け出せない私みたい 代わり映えのない1日に 17:00のチャイムが終わりを告げる 今日はもう夜ご飯のことで 精一杯だな 大抵の映画は結末なんかもう 忘れちゃって 退屈な今日もいつかは消えて 無くなるのかな 生活を言い訳に綺麗を諦めて 映ってる 鏡越しの自分は 中身まで見透かれてるみたいだった 歩き続けてすり減った ハイヒールは生きた証になんの? 誰にも気づかれないままでも なんでもない1日に 500mlの缶ビールを空けて 明日も生きてくことだけで 精一杯だな