あの日みたいな朝靄がかかる 足がもつれては、手を取った 解けない魔法のような 御伽話覚えてる? 続きがまだ…うん、また話すね 暗い海に浮かぶ二人が 寂しくないように 神様がきっと少しだけきっと 許した時間 重なり合う 星のモノグラムに応えて あなたが来てるんだ 声を張り上げて軌道上の先へ あなただけの 輝きに憧れ続けてたの 真っ白なまま過ごしたあの頃には 戻れないのに 別れの刻はすぐにやってきて 話したかったことも半分くらいで 「せわしない日だね。」 って笑い合う 二人は再開の環に思いを馳せた 時の魔力が変えた 枝垂れ桜の遊歩道も 心も 気付いてしまっても 振り向かないでね 白ほど染まりやすい色はないの 一人では輝けない私からね 御伽話の続きがあるの 聞いておいて 久しぶりね 重なり合う鼓動が命の瞬きを 教えてくれてる 誰の愛を受けても消えないでしょう あと数秒で 離れていく星を見送るなら 例え何千年経っても会えるから そういう話よ 約束ね