物語は涙に流されて いつのまにか無かったように笑う 距離を測ったように 心の隙間にピリオド落として 誰かが流した血を舐めて立つ 屍の上で ホントのホントに会う度に 嘘つきな世の中に背を向ける 低血圧な朝を迎えに行くいつも通り 時計の針から 止め処なく流れた汗と涙の意味を 知らない 誰のためのもの 雨が上がり 夜霧がかかり 研ぎ澄まされた冷たい心 ホントのホントに会う度に 嘘つきな世の中に背を向ける 低血圧な朝を迎えに行く気怠いまま ホントのホントに会う度に 嘘つきなわたしに背を向ける わたしがわたしであり続ける 為に今日も生きる 屍の上に