都内全域怪獣警報発令中 逃げ惑う人の群れ 茜色染まる空 熱光線に焼かれて灰になった街 神様、と誰もが手を合わせた 慌てた様子の ニュースキャスターが 東京タワーへ中継を繋ぐ ズームの先で かすかに動く口元 「みんな下がってな、 そいつは俺がやる。」 赤いマントをたなびかせ 涙を隠しながら 空を滑ってく 本当の強さはいつだって 下から二番目に弱い事だから 百万馬力さ お前のことなんて 1ミリも怖くないぜ 脳内全域逡巡警報発令中 鍵をかけた瞼に 鼠色染まる空 障害物未満撒菱以上に 散らばっていく 悶着に躓くday&night 何ができるの 何をしたらいいの 分からないままで時は往き過ぎる 星一つない夜空に願っていた 「いつか、貴方みたいに なれるのかな。」 上手く行かない日々だって 100%の君で生きてる証拠さ 立ち向かう勇気があるなら どんな痛みさえ 悲劇じゃない、きっと 街は混乱の最中で 君が現れるのを今かと待ってる 本当の強さはいつだって 下から二番目に弱い事だから 百万馬力さ お前のことなんて 1ミリも怖くないぜ 名前を呼ぶよ!! こともなげに笑う いつだって、君がヒーロー。