青いプラムを齧り捨てる 変わらず夜は奪われた侭だ あとの祭りさ仕様がねえ 触れたヴィーナスは祟るだけ 阿呆な顔でおかえり空棘魚 何でも言う事聞きますわこうなりゃ それが見た事なくても きみが決めたならそうなのだ あの夏 人いきれ 湿り気 仮初の聖 悪魔は 筆を置いて そっと 笑いかけたのだ! それは純なベンガラ 不純に愛し愛されゆりゆられたいぜ ! 絶対王政きみでもいいよなんて とんだ殺し文句だ それは純なベンガラ 不純にいよいよ爛れ戻れないぜ 泣いたりしたっていいのよなんて まるで脅し文句だ 今日を生き尽くしたいのだ! とびきりの生命を刻みたい 解毒剤はいらない