暑くつて 暑くつて もふ狂つちやひそう 色めひて 色めひて お美しひ日本の夜は 勿体ぶつてばつか! きみの口をふさひだ 噎せ返る此の熱帯夜 闇に咲く其の鳳仙花 枯れるまでの一瞬よ Verweile doch!! 甘んじる其の媚態に 済し崩し互ひ違ひに 野性の法規に則つて 燃へあがる蜃気楼! 肌で感じる温度 a 夏に取り残してきた 押し問答 煩悩 君が言う「また今度」つて それ本当? 解ける夜に 戯けるBOY 茹る夜の東京 妖艶な君にYou and Me 堕ちるこの身 熟れる木の実 a どうかこのまま朝まで 甘い息包まれて fallin me 焦らされ 焦らされ 「もふ待てなひの」 間違つた 間違つた つておかしくはなひ 零時丁度過ぎて当然 終電などは無ひつて 千々に淫れた其の様 窓の向ふ側 高速が 脈打つ大都会の生命 こんなんが合法かい 脱法かい 冗談かい 乗じたひ此の事態に 理性野生食ひ違ひに 太陽の目にそむひて もどかしさをこの闇に溶かして SENSATION 表立つて 散らかしては頬杖ついて 真直に見つめ云う 愛して 落ちた棒紅もう気にしないで 心の向かう方へ 方弁渦巻く街 消えゆく繁華街 伸びる影 交差点