網膜に焼きついたまま あの日の火花 君の目に同じ光が咲いていた 鮮やかに燃える真夏の花だって やがて散るる運命 だからすべてさらけ出して 闇に絡まって燃え盛れ 目も心も奪って ここは夏の夜で君は遠く 手を伸ばした Fire Flower 雨に濡れ風に逆らった市街の隙間 君だけが傘も差さないで待っていた それは映画のようなワンシーン 月が満ち欠けて貌を 変えていくように わたしすら 知らない君がいるのでしょう 微熱に疼いた右肩の刺青は 痛むほど君との想いになっていく もっと熱くなりたい 空高く燃える真夏の花だって やがて散るる運命 だから果たせ愛のすべて 刹那を誇って燃え盛れ どんな色も染めて ここは夏の夜で君は隣 手が届きそうだ 忘れられない それは夏の短さの顕れ Fire Flower