紅くゆれた芥子の花 眼下にらせんを描く 風はいつか向かい風 乱れ髪 宙にフワリ 一段 もう一段 登りつづける 二人の恋景色が 変わると信じ 仇な夜空に トンテンシャン トンテンシャンと鐘が鳴る せつな逢いたや トンテンシャン トンテンシャン 想いをとげて 煙る町が霞んでる あなたの家はいずこに 戻り路は煽り風 止まり木にすがり見れば 一段 そう一段 崩れていくの 届かぬこの想いが そう運命なら 仇な夜空に トンテンシャン トンテンシャンと鐘が鳴る いっそ飛びたや トンテンシャン トンテンシャン 月の向こうへ