草臥れたままのシャツの背に重ねる 少し背を伸ばせば届きそうなくらい 言葉足らずで傷付けたりした事も 数えてみればキリも無い程に 日は流れていた 薄紅色の空に溶けていく 瞼の裏浮かべてしまう笑顔も 忘れちまうのか 君が天使だった頃 世界に争いは無かった 君と今も夢の中で逢えるような 気がして 何でもないような日々も なんだか愛しく思えるの どこか淋しいその後姿を 思い出している 薄れかけている煙草の残り香も 白い吐息に紛れて消えてく 君が天使だった頃 世界に争いは無かった 君が今も 変わらずまだそこに居るような 気がして 何でもないような日々も なんだか愛しく思えるの どこか哀しげに笑う姿が 離れないでいる 何もかもが輝いてたあの眩し過ぎる 日々の 二人を探している