禅定 流れのなき澱み 六道 衆生たる過ち 蓮華の咲く野は 未だ泥に塗れ (慈悲を 煌きを) 君、何故逝くのか 彼方へ ただ白く一葉に 生き抜いた ねぇ笑って こちらを見て 素敵だよね その笑顔を かけがえのなさを 思い出を抱く 輪廻だと 永遠だと 法は静かに告げる その足下 霧の向こうの 朧な彼岸を (儚げに)見据えていた 愛染 忘れ得ぬが常の 煩悩 断ち切れぬが恒の世界 一輪散る 音さえもなく (始まりを孕む闇を今) さよならも云えぬまま旅立った ねぇ教えて どこにゆくの また会えるの それはいつだ 幾重の悲しみ 何粒の涙 静寂を あるがままに 受け容れた星屑 鳳が舞う 愚か 理想の花園を求む 世迷い者 (確かな慈悲を 導きを) 行き着く先とて涅槃はない それでも いつか凛として美しく咲き誇る ねぇ笑って こちらを見て 素敵だよね その笑顔を かけがえのなさを 思い出を抱く 輪廻だと 永遠だと 法は静かに告げる その足下 霧の向こうの 朧な彼岸を (儚げに)見据えていた