八百屋の隣のアパート 君以外は誰も住んじゃいないさ 廃れた商店街には 君と僕だけ君と僕だけ 日が暮れるまで 目覚めはしないだろう 見上げた景色 二階の部屋の ベランダには熟れたトマト いかれたメイク 軽い足取り 君は今日もまた出かけて行くだろう カーテンも閉めないままどこかへ 行きつけのヘアーサロン どうせ予約もしてないことだろう 知らない男とドライブ 夜の街へ君を連れ去ってく 明日の朝まで帰らないだろう 見上げた景色 三日前から ベランダには同じ下着 見つめる君の 束ねた髪の隙間から覗く 赤いキスマーク 見上げた景色 二階の部屋の ベランダには熟れたトマト いかれたメイク 軽い足取り 君は今日もまた出かけて行くだろう カーテンも閉めないまま どこか遠くへ