<♪> ねぇママ、、、 まだ帰って来ないの? ねぇママ、、、 あの人お部屋に入れないで、、、。 僕をあやすのがお仕事だけど その手が妙に温かくて ヤだ、、、 僕が泣き叫んでいても 知らん顔で面倒臭そうに 瞳を見開いて蹴り飛ばし タバコの火を足に押しつけて 目の前で笑っているのは 絵本の中で見た綺麗な魔女? 「"王子様を誘惑し 愛の虜にして、、、 毒入り林檎を お姫様に食べさせてから、、、 形のあるもの総て 破壊に導いて、、、。"」 ねぇママ、、、 ほらそこに絵本で見た 魔女がいるよ、、、。 <♪> ねぇパパ、、、 ママのいない時だけ あの人となんで ねんねしたりするの? あの人が立ち上がると 僕は四つん這いのまま逃げまどい まだ自由のきかない体 何も伝わらない言葉を いい事に魔女は少しづつ 自分の楽園を築いてゆく、、、 いつのまにか パパとママは 喧嘩ばかりして 目の前で 僕が流している血にも気づかない 早くしなきゃ お姫様は殺されちゃうんだよ? ねぇママ、、、 ねぇママってば、、、 この声が聞こえないの? <♪> 綺麗な魔女物語は 現実の無言劇と化して、、、 手錠をかけられて あの人は連れてゆかれた 「"お姫様は 白馬の騎士のkissで 目を覚ます、、、"」 ねぇママ、、、 大丈夫 僕が助けてあげるから