幾つもの夜が教えてくれた君の事 ベットの中では 少しだけ意地悪になる まだ知らない君を 知りたくない訳じゃなくて 終りの見える 現実(いま)から逃げているだけ このまま… そっと… ただ君の香りで眠り 目覚めずに 夢を見て 朝が来なければいいのに 理想の中でありもしないはずの 世界だけが広がる 乱れた快楽が 紙一重の狭間でゆきかう 左くすり指に 光る目ざわりな指輪が邪魔で kissが苦い <♪> デジャヴと思わせるこの 情景の違う所は 扉を開ける君がもうふり返らない 今夜は彼の腕の中で夢を見るの? できる事ならそばにいて 夢見がちな僕の欲望 それとも大人のマナーに 背く火遊びに疲れただけ? いきなり抱きしめて 不意のkissで君を黙らせる じらした指先が 行き場を失くして…君の手さえも 遠くへ見える <♪> 涙に迷うのは僕の胸だけにして もうこれ以上 悲しげな 君の瞳は見たくない 理想の中でありもしないはずの 世界だけが広がる 乱れた快楽が 紙一重の狭間でゆきかう 左くすり指に 光る目ざわりな指輪が邪魔で 触れあう度に 君が遠くへ見える