暗い改札がただ2人を隔つから 重い右手を上げて後ろ姿眺め 引き留められない言の葉は まるで路線図で 希望的観測巡らせても すれ違いは緩やかな ダイヤの乱れで 悲観的なベルが別れを告げる 最終電車にゆられ まだ色褪せない 数えきれない記憶を運ぶ 微睡む街並みの中 ただ灯火を消し ゆらり ゆられ 追いかけるだけ 君の記憶を辿る癖に 消えた 答え 希望 微熱のままで ああ気がつけなかった事も ゆらり ゆれて もう戻らない 最終電車を降りて ただ夜明けを待つ 数えきれない記憶と共に さよなら帰れない景色 もう振り返らずに ゆらり ゆらり 歩き始めた