黒い箱の中 壁は頬の横 肘も伸ばせない 籠の鳥みたい とても綺麗とは 言えない夜の中 くたびれた心に 子守唄を歌う 優しい唄を聴き 希望を縁取って 枯れた心に水を差した 消え去れ 現実さえ 定まらない僕らなんて ただ削って消してしまえ 意味さえ後付け 声を殺し待ち構える 不安の影が来る前に そうさ 明日をただ迎えるために 白い紙の上 止まるペンの先 羽を動かせない 怪我した鳥のように とても綺麗とは 言えない生き方で ここまできたことを なぜか隠してしまう 悲しい唄を聞き 絶望を縁取られ 時に心は枯れてしまう 消え去れ 過去さえ 捨てようとする僕らなど 他にやり方はあるだろう この胸狂って 刻まれていくしわさえも ささくれ程と笑えばいい ほら明日はもう手を招いてる 過去まで削って 作り上げた僕らなんて 綺麗なだけでつまらない 不穏な頭に絡みついたその思考は 削ればいいさ 消え去れ 現実さえ 定まらない僕らなんて ただ削って消してしまえ 意味さえ後付け 声を殺し待ち構える 不安の影が来る前に そうさ 明日をただ迎えるために