君が居たあの日から ぼくの空は… 誰もいないバス停 君が来るのを待ってた 木漏れ日の透明なにおいがした 心地の良いスピードで通り過ぎた 自転車と 曇り空 夜に溶けるようにそっと遠ざかって 行く まだ知らない風景 駆け上がった坂道 できるだけ日差しを避けて進もう 君の少し後ろで風の吹く方を見てた 俯いた横顔を覗けなくて 止まった言葉を追い抜いてく影 伝えたいことたくさんあるのに 夏の音追いかけた 君の姿さがしてた 掲げた手の先で揺れる光が溶け 出しそうで 後ろから呼び止めた君の声はまだ 刺さったままで このままずっと居られたらいいな 揺らいだ光を掻き消してく雨 なくさないでね 消えてしまうから 君のこと考えた 同じ季節見つめてた 重ねた手の向こう側の言葉が 見つからなくて 後ろから呼び止めた君の声はまだ 刺さったままで このままずっと居られたらいいな あの日世界の隅で赤くきらめいた 線香花火 あの光はまだここで夜風に揺れてる 夏の音追いかけた 君の姿さがしてた 掲げた手の先で揺れる光が溶け 出しそうで 君が居たあの日から ぼくの空はただ光ったままで どこかでそっとまた会えたらいいな