気まぐれに詰(なじ)り合う 日々の掃き溜めやその群れで 聞き飽きた フレーズに救われてたんだ 浮かび上がる鏡像は夜を食んで 不揃いな脈動と 映し出される偽りの姿 もういっそ透過して 身勝手に淘汰(とうた)して 騙し騙し生きてく 歪な一縷(いちる)なら 感傷を拒んで 全て手放せば 楽になれるの 鏡の中 望む形に孵(かえ)る 気休めの刺激では 飢えた指先は満たさない 退屈と踊りだす無邪気な顔で 他人事に綺麗事 なのに何故 言い訳探してる 過去形の好意 人の理想塗り固めて 暗転する境界線 音も立てず 似たような表情で 仕方ないさと薄笑う姿 脳裏を焦がして 不明瞭に同化して 知らず知らず欠けてく 器を隠すように 雑踏に沈んで 寄せ集められた こんな像(かたち)を愛さないで もういっそ透過して 身勝手に淘汰(とうた)して 騙し騙し生きてく 歪な一縷(いちる)なら 感傷を拒んで 全て手放せば 楽になれるの 鏡の中 望む形に孵(かえ)る