交換したままの愛くるしい記憶を 曖昧なままで引き出しにしまってた 何度も遊ぶ前に錆びてしまうのに 何度も繰り返す どうかしている 外気に触れるような日々が 続いたから 夢を満たす色が擦れてしまう 溢れてしまうよ 肺を満たす空気が全ての意味に置き 換わるようだった 上澄みだけの感傷を掬っている 口にすると安心して眠れた 大して疲れてやいないのに目を 閉じる 遠くに消える鳥と青が重なる苔生す 街並み 口が開く前に元の部屋まで引き 戻されてしまう 今でもまだ日々の不安を 真に受けてしまうんだよ まだ心の隅で解けきっていないこと