満たされないまま注がれた水 寂しさと哀しさが埋める容物 失くしたものと望んだものを 一つ二つ書き出せば 息が漏れだした 光の無い暗がりを歩く 行くあてない私を導いてくれた 君が望むなら何も厭わず壊そう ただ君といられるだけの 世界が欲しいだけなのに 透き通って愛そうとする理性は (既に無いの) 過ちに気づかぬままに 増えてゆく感情混ぜて 模ったニセモノの愛 この想いはホンモノの哀 嘘で固めた心臓の鼓動は 刹那に見る冀望だけで 高鳴り始めた 光の無い深海を彷徨う 行くあてない私に生きる理由くれた 君が望むなら何も残さず壊そう ただ君といられるだけの 夢が欲しいだけなのに 偽って生きるままの未来は (既に無いの) 正しさに気づかぬままに 膨らんだアイを詰めて 溶け合った歪なココロ 恋に溺れた淡い純情が 涙のように落ち濁りだす 届くはず無い声で紡ぐ 知らない狂恋の最終回 「ねえ、 なぜ君は私を見捨てまた 離れてゆくの?」 ただ君といられるだけの 世界が欲しいだけなのに 透き通って愛そうとする理由は (既に無いの) 過ちに気づかぬままに 絡みすぎた糸で絞めた ここでおしまいにしましょう こんな世界いらない 君が待つあの楽園へ