テーブルの上は何も置かれてない いつかのフォークとナイフを 記憶だけでは並べることはできない の どうしようもなく変っていくことを 私を読みなさい 私を読みなさい 静かな風景にも私はなれるけど 夏に雪をも降らせる空持たねば 私は人ではいられない あの人はハルキの本を読み続ける その中の風景のひとつでも借りて 私の真ん中を紐解いてくれないだろ うか 私を読みなさい 私を読みなさい 痛い程求める間合いはいつ届く 横顔の綻びに本を無情に積み重ねて いくひと 私を読みなさい・・・ 私を読みなさい・・・ 私を読みなさい 私を読みなさい 静かな風景にも私はなれるけど 夏に雪をも降らせる空持たねば 私は・・・ 私を読みなさい 私を読みなさい 痛い程求める間合いはいつ届く 横顔の綻びに本を無情に積み重ねて いくひと