何も掴めないままの その手が握っていたものは 見違えるほど朽ち果てた あの日のままの明日への希望 もうやめたと吐き捨てて 背負ってたもの投げ出した 辺りに落ち散らばったのは 積み重ねてきた自分 「いらない未来なら私がもらうのに」 そう残して死んでいく 夢がまた一つ 朝が来ればまた陽は昇るけどさ 同じ今日はもう二度とないから いずれは全部終わっていくんだと 終わればまた始めりゃいいと いつから僕らの人生は 終わりの見えない輪になったの? 「永遠」なんてありもしないものに名前を付け それを手に入れた気なんだろ 「いいさ、自分には未来がある」ってさ 今と向き合うことから逃げてんだろ 朝が来ればまた陽は昇るけどさ 同じ今日なんてもう二度とないから 生き急いでやるよ 長く生きただけで 偉そうにモノを言う大人にならぬように