止まない止まない ためいき どうして私こうなった こんなの無駄よね 分かってるんだ ごめんなさい 止まない止まない ためいき どうして私こうなった つくだけ無駄よね 幸せと交換してよ もう 一体いつからなんだろう 楽しいわけなんてないのに 私はただただ意味も無く ためいきの種を探してた ある日突然現れた 誰かに とてもよく似た顔して ちょっと生意気 小柄な天使 彼は私にこう話しかける 君のためいきちょうだいよ 幸せと換えてあげるから 立ち尽くす私の口から おねがい こぼれた 私のためいきを 彼は幸せに換える それはよくある些細な幸せ 忘れてた小さな幸せ ためいきは笑顔に埋もれていった 私に笑顔が戻るたび 彼と記憶がリンクしてく そしてその時は訪れた 幼い記憶 蘇る ベッドの上に彼はいた 目覚めることは ないと分かってた 冷たいその手を私 ぎゅっと つかんで 息を吐きかけた 遠くへいってしまう彼が 少しでも寂しくないように 必死に温めようとした 必死に息を吐きかけた 思い出してくれたかな 君のそれは ためいきなんかじゃなくて 僕を温めようとしてくれた やさしいやさしい風なんだ 遅くなっちゃってごめんね やっとお返しに来れたんだ もうためいきはおしまい さぁ 顔を上げて 気が付けば もう天使はいない 涙を拭って 私 笑った