Track byオートコード
春には春の季語なんてない 君には君の詠があるだけ ゆっくりとコップに注ぐお茶の音 話し足りないことを飲み込むのさ 君のことをそれとなく 詠うよ 靴に残つている 一握の砂 星が瞬いても 今いま今だけ 全て逃すな 十七音で詠う 君は春の季語で 僕はそれを詠う 僕ら夏の季語で 誰がそれを詠う? 君は詠わなくて 僕はそれを詠う 手には何もなくて 僕はそれを詠う