行方知れぬ 街に降る 光のシャワー 滲む銀河抜けて行く テトラの世界 時々 想う景色だけが 畝る雨垂れを 溶かした掌に何度も 消えて忘れるよう だけど 大袈裟だ 海を見た答えが 私にも恥ずかしく エメラルドに染まる記憶では あなたは風 私は雨に飛び散る メテオライト 焦げて草になれ 濡れる紺の街に立つ 若葉のころは 空へ続く高架橋 影絵の世界 遠くで想う 窓辺での事 さざれ水晶に なれれば良いねといつかは 消えて忘れるよう だけど 小舟から月夜に投げ捨てた あまりにも懐かしく サジタリウスに映る記憶では あなたは潮 私は波に砕ける メテオライト 想いは糸のように 私はメテオライト 溶けて歌になる