降り止まない雨の中で 暗い空を眺めていた 足取り重いこの街は 気がつけば色を変えていた 離れてゆく君に手を伸ばしても 雨粒がこの視界を奪う そっと滑り落ちる冷たい雨が その温度を奪っていく前に 君の名前を何度も叫んでも 雨音が掻き消していく 君の居ない街は何もかも透明で 身体の何処かが欠けてしまった様な 一緒に過ごしたあの時のカケラ 見つけて 涙が止まらない・・・ 雨は止んで 澄んだ街並み 明るんだ空が 君の姿を映す ずっと側に居た君の存在が 今日は特別温かく感じる もう二度とこの手を離しはしないと 同じ道を歩いた