7月20日あの子は教室で一人首を 吊った 私のこととか何にも考えないんだ 7月20日あの子は校庭の真ん中で 泣いてた やっぱり可哀想だ声はかけないけど 7月20日あの子は階段の隅で 座っていた 周りのこととか 本当に見えてないようで 7月20日あの子は屋上で何か 叫んでいた その後こっちを向いて笑って 飛んだんだ 今でも思い出すんだ あの時言いたかった 言葉の意味を教えて 夕に混ざった あの子の声が 消えない消えない消えない 思い出すんだ あの時痛かった 心の隙間にあった のは多分 大人になってなくしたもの 7月20日だけの物語(ストーリー) あんたとの最後の話だね 生き立つ大都会大通り 迷子あの日あの子の模倣に 7月20日だけの物語(ストーリー) あんたとの最後の話だね 興味ないよ大人達素通り 相も変わらない あの子のようにって あの子のようにって あの子のようにって あの子のようにって あの子のようにって あの子のようにって あの子のようにって 思い出すんだ あの時言いたかった 言葉の意味を教えて 普通じゃなかった 苦痛もなかった 言えない言えない言えない 思い出すんだ あの時痛かった 背中を押したこの手に 残った 爪の跡すらも愛しい あの子の人生最後の記録