彼女は頬杖をついたまま ベンチシートに沈み込んだ 僕は自分探しの旅で 海に浮かんだ空を見た 東京、海辺と 空を超えて あなたは何を望むだろう こんなにも空は白いのに キャベツ畑に もう用はないよ 毛皮のコートをキメこんで ポケットに愛を詰め込んだ 真夜中の街に立ったまま 光の渦に自分をごまかした 1秒ごとに暗くなっていく空は やがて黒い雨を降らすだろう 強がる事しか出来ない権力者達は ヒビ割れた島に しがみついて笑ってら 教えてくれ その拳銃で 誰の胸を うちぬけるの テレビの画面と 笑う女 あざやかな 8月の午後 教えてくれ 子供の頃 途切れた 幼い嘘 聞こえているか? この星に 理由なんて モノはない