ごめんね <♪> 君が言った 「俺、飽きっぽいんだよなぁ」 そうだろうね 何に対してもそうだもんね 好きな食べ物 好きな映画 好きなアーティスト 君が言った 「俺、他に好きな子ができたんだ」 一瞬だけ時が止まって 針と糸で縫いつけられていく 噛み砕けない その言葉が滲んでいく 君が見てる世界に もう僕はいない そうやって忘れていくんでしょ? 嘘つき 行かないで なんて言える筈ないのに僕は まだ捨てられない ごめんね。 <♪> 君が言った 「俺、案外モテるんだ」 そうだろうね 多分顔だけはマシだもんね 最初はずっと 僕だけに優しくしてくれた 君が言った 「俺、他に好きな子ができたんだ」 一瞬だけ時が止まって 酸素が足りなくて苦しくなる 殴りつけられた 心がギュッと死んでいく 君が見てる世界に もう僕はいない そうやって忘れていくんでしょ 嘘つき こんなにも痛くて どうにかなりそうなのに まだ抜け出せない どうして? <♪> 白い画用紙にスケッチ 君を僕の色で汚してあげる 嗚呼 汚してあげる 赤・青・黒・白・黄色・オレンジ 嗚呼 まだまだ全然足りない 全部、欲しいのに 目の前の景色が 歪んで見えるの さっきまであんなに 綺麗だったのに 縋り付くなんて出来ない 遠くなる背中を ただ見つめるだけで 君が見てる世界に もう僕はいない そうやって忘れていくんでしょ 嘘つき 行かないでなんて 言える筈ないのに僕は まだ捨てられない ごめんね。 ごめんね。