先の不安がぬぐえなくて 夜を駆けたよ 深深と 君の頬が赤くなって 指先すら 鼻先すら 悴んだ僕らの夢は 僕らも抱きしめきれず ここに残そう 君に聞かそう 僕からの声を 明日が怖くて死にたい そんな気持ちを僕ら知ってる 嗚呼 知ってるってね 弱いかなって立ちすくんだ 夜 夜 月が泣いた 声 声 側にいたいよ 遅くないなら 夢が一つ流れる度に 君の傷跡を知った 恋が一つ長引くほどに 愛の重たさを知った 悴んだ僕らの夢は 僕らも抱きしめきれず 瞬きすら恐れるほど ただ弱くなってた 髪を切って みじめになって 変わりたい 変わりたいのに 足掻く自分が恥ずかしくて 明日が怖くて死にたい そんな そんな気持ちを抱えて 明日が怖くて死にたい そんな気持ちを僕は知ってる 知ってるんだよ 怖いくらい 立ちすくんだ 夜 夜 月が泣いた 声 声 側にいたいよ 遅くないなら 側にいたいよ 今 今 今 抱きしめたいよ 今 今 今 (深々と消えていった 僕らの声は 僕らの夢は いつか誰かの水になって 今になって芽吹くだろう)