楽しい時間はあっという間で こんな日が永遠に続くと思ってた 駐車場へと向かう途中で もう三度目の夏が 終わることに気づいた そんな呼び方で 僕を呼ぶのは君だけなんだ こんなにも 愛しく思える日が来るなんて いつものようにエンジンをかけて いつものようにドアを閉め 名残り惜しむ様な表情で 君は僕を見る いつものように窓を降ろして いつものように口づけて ゆっくりハンドルを切って 車は動き出す バックミラーの 小さすぎる世界の中で 君はずっと手を 振り続けている 何も求めず、いつもの笑顔で 僕を見送る君を 振り向いて見られない いつか君とふたりで 暮らせる日が来るかな? こんな場面もいつか 消える日が来るかな? いつものようにエンジンをかけて いつものようにドアを閉め 名残り惜しむ様な表情で 君は僕を見る いつものように窓を降ろして いつものように口づけて ゆっくりハンドルをきって 車は動き出す バックミラーの 小さすぎる世界の中で 君の姿がだんだん 小さくなってゆく