サマータイムレンダ ポケットに思い出詰める玄関 何も無い僕に君はくれた。 ひとつだけの 無くしちゃいけないもの かけっぱのHazeで起きる朝 「吸い飽きたタバコに火をつけた」 煙の匂いが染みたパーカー 暑いからベッドに脱ぎ捨てた。 もうどうでもいいや 今日は考えたくない 昨日は散々ほんと疲れたよ。 気だるげなあくびに用はないよ 忘れる前にこれを置いていこう。 夢にまでみた夏が終わり 枯れた花束を優しく抱く 飛び散る艶やかな残像達も 最後の言葉を噛み締めるように サマータイムレンダ ポケットに思い出詰める玄関 何も無い僕に君はくれた。 ひとつだけの 無くしちゃいけないもの 失うことが怖くなって 他のものすら見えなくなって。 君と離れてようやく見えたんだ。 AM夜空に浮かんだオリオン座 今日は雨が降るらしい。 心做しか少し煙が濃いな デジカメとイヤホンでいいや ダル着のまま君に会いに行こうか。 家に忘れた親父の925 少し下がる気持ちと気圧だって 君には関係ないよな 嗚呼頭が痛いや。 君にだけ、 涙を流すことが 出来れば良かったよ。 でも本当はそれ以外の問題だらけで 生きづらいよ。 「このビニール傘は君の横顔をよく 見るため」なんて そんなありきたりなこと 求めてないのはよく知ってるよ。 サマータイムレンダ ポケットに思い出詰める玄関 何も無い僕に君はくれた。 ひとつだけの 無くしちゃいけないもの 失うことが怖くなって、 他のものすら見えなくなって。 君と離れてようやく見えたんだ。 AM夜空に浮かんだオリオン座