指でつくった望遠鏡で ずっと見ていた遠い夜空に 二人の夢の地図を見つけて 君は大声ではしゃいだ後 ああ ため息まじりで 銀河に背をむけたね おお どうしてあの頃は 星にさえも夢見たのに 二度とかえらない日々よ 投げた小石が川面をはねて 何度もキラリと水が光る 君は手を打ち笑いころげた 僕が見たのは夢のカケラか ああ あの日の陽炎 溶けていく白い風 おお どうしていつまでも 淡い君の蜃気楼 忘れられないんだろう おお どうしてあの頃は 星にさえも夢見たのに 二度とかえらない日々よ 二人の夢の地図だった