こっそりと閉じた瞼 灯りを探している 頬を伝ってく風は 何処に向かう 何処に向かう 背高草に隠れた 汗ばんだ夢の匂い 空に飛ばした言葉は 此処にはない 此処にはない もう一回と思ったのだ 何処へ行くあても無いのだけど 泣きたくて笑ったのだ なぜかいつも笑えたんだ もう一回と思ったのは 此処にいるわけにいかないから 寂しくて唄ったのが これが僕と思えたんだ ユラユラと踊るかのように 夜は浮かぶばかり 光を梳かすように 揺れた 揺れた 揺れたのは カラカラと巡る季節が あなたと横並び あたしの眼の奥に 触れた 触れた 触れたのだ もう一回と思ったのだ 何処に行くあても無いのだけど 泣きたくて笑ったのだ なぜかいつも笑えたんだ わかりきったことでも わかりきることはできない ふらふらの足取りは 何処に向かう 何処に向かう ひとりきりで唄っても 忘れられる気はしないな こっそりと閉じた瞼 此処ではない 此処ではない 浮かべた言葉は 音も無く弾けた あたしが恋した 色の無い街並み もう一回と思ったのだ 此処にいるわけにいかないから 寂しくて唄ったのが これが僕と思えたんだ ユラユラと笑うかのように 夜が浮かぶばかり 光を梳かすように 揺れた 揺れた 揺れたのは カラカラと巡る季節が あなたと横並び あたしの眼の奥に 触れた 触れた 触れたのだ