人々が行き交う十字路 派手なポップが、ナンバーが、 ギラギラ光って鬱陶しい 生意気を言ってるだけだって 聞き流してくれよ、今夜も 表情を無くした数字を かき集めて、ばら撒いて、 滑稽だパラダイス 楽しみが一通り済んだら 次のものを探しに行かなくちゃね ネオンに集る虫の興をつまみにして 屋上でただこの世界を 笑い飛ばしていたいや 素敵なことを聞いちゃったから 大声で伝えてやるよ マジョリティこそが 思考停止の罠だったんだ! どうして僕らは 史上最悪の エンディングストーリーを どう見ても足りない愛の形で 補うの? そうしていつかは夢見てる、 鎖の解放を そんなの存在するわけないのに 静かな毒はそろそろ僕の心の中を 蝕み始める 弱さを伺うように蜷局を巻き 息の根を止めるとき 最後に何が残れば幸せなんだろう 大切なものはいつも分からないまま 守りたいものが守れなくなって 失うものはなんだ? 繰り返してばかりの問いは擦り 切れて消えてゆく その時壁の隙間から叫び 声がしたんだ 誰かの ハッピーエンドなんていらない どうして僕らは 一生に一回限りのストーリーを 総じて誰かの手元に置いて 生きてるの? もう引けないよな、 これから先の脚本のペンを走らせる 限りは ねえねえ早く戻ってきてよ、 シナリオを取り戻さなくちゃ 考えることをやめないで、 それだけでいいから 僕たちの作るストーリーは誰も 幸せにはしないけれど 確かにしがみつく、 それだけでいいから