撥々破々と玉を弾き 音を繕う趣迄もなく 縷々緜々過程を省き 餌を貪る味わわずに 彩の褪せた群青 賽の振れぬ勘定嘘も真か 諧謔の控除、過度に低い天井 烏鵲の智 ただ空っぽな僕に 何か察する感性もない 浅ましくとも 道化を気取って跳ねるだけ 気楽に生きられる程の 余裕も器量もない 何事も半端な僕に 何も発する権利もない 痛ましくとも 退廃主義騙って廻るだけ 後塵を拝する蝌蚪から 屹度間違ったんだ 撥々破々と玉を弾き 錢を賄う鉄面皮也と 唯々諾々媚を捌き 吐露を商う何と銅臭か 何が報われたいだ、逃避したのは 何処のどいつなんだ「××××」 何が救われたいだ、裏切ったのは 何処のどいつなんだ「××××」 嗚呼又しても錯誤/初期化行使か ただ空っぽな路地から 見据えた大通りは 煌々と満ちて 僕に縁のない道のようで ただ空っぽな僕に 何か達する未来もない 狂わしくとも 遮二無二構わず躍るだけ 誰かの事を愛せる程の 余剰も度量もない 何事も半端な僕に 何も信ずる審美もない 結果が全てと 実力主義嘆いて嗤うだけ 脾肉の嘆託つ蝌蚪から 屹度間違ったんだ 頓珍漢な様だ もう沢山だ、されど僕は 撥々破々と玉を弾き音を繕う 理迄もなく