夏がすぐそこまで来てることに みんながはっきりと気づき始める Tシャツを着た若者達が プルタブを引く音が聞こえる 夏の昼間の方が好きだった頃の あの匂いを想像する 開け放った窓 照りつける太陽 駅前のビニールの匂い 夏の夜を好きになりだした頃の 胸のざわめき思い出す 暗い車内の音楽と街の灯り 仲間の髪が風に揺れていた 夏がすぐそこまで来てることに みんながはっきりと気づき始める 懐かしい顔ぶれも悪くないねなんて みんながちょっと思い始めている 夏の日が恋しくなりだした頃の 僕らの行動だいたい馬鹿げてる 震えながら飲む缶ビール カメラロールやたらスクロールして ひとりの夜を持て余す ダラダラしている暇はないけど こうして 駄弁っているのが僕は好きなのさ 脳味噌ぜんぶ溶けて焦げるくらいの 夏の空気を胸に吸い込みたい 夏がすぐそこまで来てることに みんながはっきりと気づき始める Tシャツを着た若者達が プルタブを引く音が聞こえる 懐かしい事や場所も 新しい人や物も 全部かっさらった方がいいね この季節のあいだに