別に悲しくはないよ 少し疲れただけさ 今はそっとしてくれないか 実はちょっと話がしたい かたちあるものはすべて 風と共に去りぬ だからもっと目に見えない ものを大事にできたならなあ 捻り出した言葉がふいにあの人を 傷つけた しがみつく時代がたとえ 嘘だらけだとしても 歩いていこう ここがどこかわかってなくたってい いよ 移る季節の中 好きな色を 少しずつ拾いあげていけたら それだけでいいのだ 頼りない影を落とした僕と 蛍光灯の青さ 夏が過ぎる空の色 冬を越える小さないのち ポケットには絡まったイヤホン、 少しのコイン いつの間にか知ったズル賢さ 満ち引きを繰り返す月 別に悲しくはないよ この悲しみも 痛みもすべてきみだけのもの 大丈夫さ 何もかも すべてを欲しいままにするのさ 生き急ぐ僕らへ この歌を 覚めないで 冷めないでいて いつの日も いつまでも