約束はいらない あのとき出会わなくたって いつかどこかできっと見つけていた 夢中になるうちに色が変わっていた 空は 朝も夜も関係なくて たしかに僕らだけのものだった どんなふうに生きたって どうやら足跡が 手紙になってしまうらしい すべてに終わりがくるとして 過ごした時間は 上書きされない言の葉の国 忘れやしないから 思い出すこともないけれど 「会いたい」 「会えない」そんなものじゃなくて 何度だって出会ってしまうんだ 季節はまた巡って 今では居場所さえ 知るすべもないから できるだけ大きく叫ぶしかなくても たった君にだけ届いてくれる 言の葉の国 どんなふうに伝えても どうやらまだ 確かめ合えないようにできてる それでもきっとまた出会うんだろう そのときは答え合わせをしよう 言の葉の国 他の誰にも 見つけられやしない言の葉の国 あれは僕らだけの言の葉の国