長い夜 月は美しく 目には見えない星を探している 遠ざかる夢の欠片がいくつも 落ちては消えてゆく静かな夜 どんな未来を描いたのだろう どんな世界を望んでたんだろう 失い続ける旅だとしても その心だけは失くさないで あの日君が流したその涙は 遠い国に降り注ぐ雨になるだろう そして、綺麗な花を咲かせるだろう 僕はそれを奇跡と呼ぶんだ だからどんなに小さなこの歌も いつか夜空を駆ける風になるだろう その中で舞う君を見つけるだろう 僕らそこでまた笑い合おうぜ 喜びと悲しみの間を すり抜けながら 時は過ぎて行く 真っ白に降り積もる雪の中で 真っ直ぐな眼の君に出会ったんだ 色が生まれて 形を成してゆく 「心のままに 生きて良いんだよ」 そんな声が聴こえた気がしてた 見上げればいくつも星達が あの日君が抱いていた花の名を いつまでも僕は忘れないだろう それはどんな綺麗な光よりも 美しく輝いていたんだ 聴こえているだろう? この夜を超えれるだろう? 遠くまで 届くまで 輝けるまで あの日、君が流したその涙は 遠い国に降り注ぐ雨になるだろう そして、綺麗な花を咲かせるだろう 僕はそれを奇跡と呼ぶんだ だからどんなに小さなこの歌も いつか夜空を駆ける風になるだろう 何を失っても 君を見つけるだろう 僕らそこでまた笑い合おうぜ