風が強く吹き付けて 寒い街が口笛吹く夜に 急にあなたへのラヴ・レターを書きたくなった 「元気です」と お決まりの書き出しから少し嘘をついた 弱音をはいても 何一ついいことないから みえすいた嘘がつけるほど他人ではない僕達が 今では まるで愛を試すように 遠い街にいる 一人 明け方近く あなたはきっと今頃眠ってる あなたの夢を邪魔しないように 手紙を書く 写真の中のあなたは 心なしか 少しきれいになり そんな些細な変化が 僕の心動かす 眠れない夜にはいつでも あなたのことばかり思い出してる 話したいことが今日も またひとつ増えてしまう 明け方近く あなたはきっと今頃眠ってる あなたの夢を邪魔しないように 手紙を書く 他愛のない言葉の向こうに 本当のあなたの優しさが見えて 伝えきれない思いが この胸の中で揺れる 言葉の奥に心託して あなたに届けたい 世界中の誰にも書けないラヴ・レターで 明け方近く あなたはきっと今頃眠ってる あなたの夢を邪魔しないように また手紙を書く