夕闇 籠の鳥が鳴く 私は待ち望んでます 幻に気付かぬまま 囚われ沈む (ゆらゆらり ひゅうどろろ) (くらくらり ひゅうどろろ) 要らないものなど無いわ 全てを訊かせて 帰りは遅くなるでしょう 蟲の知らせ 巡り巡る 燃え盛る心 赤から青に 冷めやらぬ 愛の炎を 映して (ゆらゆらり ひゅうどろろ) (くらくらり ひゅうどろろ) 行かないで 貴方だけなの 尖った爪で縋る 触れるもの 傷付けようと 色に酔って 共倒れ 嗚呼 抱き締めて 今宵もまた 独り善がり 僅かな泡が弾けて その手に溶けてく 隠して煙に巻くのは お互い様と言わんばかり 呼びかけるほどに 離れてしまう 不都合に踊らされて 開けないで その箱だけは 散れば戻らずじまい 魅せられて 指を絡ませ 居場所さえ他に無し (ゆらゆらり ひゅうどろろ) (くらくらり ひゅうどろろ) (ゆらゆらり ひゅうどろろ) (くらくらり ひゅうどろろ) 行かないで 貴方だけなの 尖った爪が刺さる 痛みさえ 愛しいのよと 色に酔って 共倒れ 嗚呼 抱き締めて 今宵もまた 独り善がり