夜更け過ぎに電話したら 君は遠い国に行くそうだ 橋を渡るバスの行方は 変わってしまった メロディーは途絶えた 夜更け過ぎに目を覚ますなら 部屋を濡らす水をぐっと飲み干して カセットテープの声に目眩がして 思い出してる帰らない体温を 月の砂で書いたような 手紙なんか僕は あてもなく書き綴ってさ もう届かない声で なぞる夜のメロディ どうしようもないのに 夜更け過ぎに涙する君が 黙り込むようにイヤホンをして なにを歌ってようがあの街の上 絡まったその線を指で解いて 街のライト見下ろすまでは 思い出さないでいて あてのない2人の会話 ブルーとグレーを混ぜたような こんな孤独な夜は 途切れ途切れの言葉で 夜間飛行の最中でさえ 日々を思う歌がドアを叩くように きみをゆするなら 月の砂で書いたような 手紙も悪くないね どうしようもないのに どうしようもないのに