光を知らぬ人は言う わたし 暗闇が好きなのと そこには幸せの色があると 柔らかな木洩れ陽のよう 音を閉ざした人は言う わたし 静寂が好きなのと そこには幸せの音があると 清らかなせせらぎのよう 与えられなかったことこそを君の 証と呼べないか 強くいるのと同じだけ 弱さにも意味があると思う 弱いことを受け入れた先に 宿るのが強さだとも思う 君が嫌う君の弱い 場所だって同じと言えるから ああ 向き合いながら生きよう 温もりを知らぬ人は言う わたし 待ち続けているのと そこに幸せの時間があると 健気な灯を点している すべて授かった人は言う わたし ワタシが好きじゃないと 揃っているからこその苦しみに 心を汚そうとする ♪ 往々にして世界を彩っているのは ブーケに収まる可憐な花々のように 必要とされるだけの魅力が わかりやすく備わった存在だった 悲しいけれど そういうことみたいなんだ 崩れ 倒れそうになる でも僕は忘れない 湿った森にひそむコケの群れが 朝露に濡れる様を忘れない そこにも間違いなく 世界の彩りがあった 人は人と 比べないことにはいられない いつだって 足りないところがみじめになって 自分に非があるんだろうと 思えてさえもくるが それは違うよ どんな自分でもいいだろう いつになるかわからないけれど 僕らが生きた先には必ず 僕らの意味が残るから 生まれ持った特別は 望まれたものとは限らない どうしたって理由さえ 知らされることはないけれど 抱え込んで 食い縛って 前を見据えるその姿を ああ 誰が笑えるというのか 強くいるのと同じだけ 弱さにも意味があると思う 弱いこと受け入れた先に 宿るのが強さだとも思う 君が嫌う君の弱い 場所だって同じと言えるから ああ 向き合いながら生きよう 光を知らぬ人は笑った それでも朝焼けが恋しいと 音を閉ざした人は笑った それでも雨の音が恋しいと 温もりを知らぬ人は笑った いつか愛される日に出会えると 美しい心のまま笑った 美しい心のまま笑った それらを知っている僕らだから それらを知っている僕らだから 美しい心で生きなければ 美しい心で生きなければ 美しい心で生きなければ 美しい心で生きなければ 美しい心で生きるのだ 美しい心で生きるのだ ああ 美しい 美しい