夜の先駆け 街路樹を焼く 世間に不満だと 路地で寝そべる 蕪雑な意志も 消せないまま 無理矢理に閉ざした感傷が 抑え切れず今や 衝撃と成り果てた 聞こえるか苦悩てか逃げ腰の 自分自身へ別れ告げて 誠実な我慢とは名乗らずに そうだ歌えよほら 綺麗事にも 本気であれる 度胸を持ちたいな 血道を上げた ネオンの先で 沸々と湧く 悲涙さえウザがられた アスファルトに何が根付く 摩天に晒した言葉は 空を裂く声でありたい 特例の自尊心 自棄を起こしながら こちらへと落ちてくる 捉えたか普段とは何一つ 違うお前の赤き星を 誤魔化した有情さえ踏み抜いて そうだ歌えよほら 軽率と言われて上等 美辞麗句がお似合いだろうが 賛辞として肌身隠さず告げる