どうか、なけなしの愛を頂戴 たとえ仮初めの情けでも奇麗 水溜まりで溺れてる 私に鋭利な雨 血も涙もない脈打つ秒針 所詮、誰も彼もが闇を抱えてる 満たされないまま 人目を避けて孤独を謳って さあ狂ってしまえよ 妄 還る居場所なんてないんだから 忌まわしい過去は 排水口に詰まったまま 何はともあれ 傷いてんでしょ 至極同然 オワってんでしょ とくとご覧あれ 嘆かわしい容赦ない空よ なけなしの愛を頂戴 たとえ仮初めの情けでも奇麗 水溜まりで溺れてる 私に鋭利な雨 鳥肌がたつほど快楽に溺れ 個性をはき違えたのさ 異常を持ちまして此れで 千本飲もうが嘘も方便です 遠き青い春 止まない雨はないんだから 明けない夜もないんだから 愚かしいな 加減も知らない成れの果てで さらば、何もかも棄てて眠ろう ほろり、雨のせいね頬濡らす宵 浄瑠璃を夢みた仇 死んだ魚の目で乞う 「他人に幸あれ」 潮時のお時間です 昭和、平成、令和 どしゃ降りの日々でした 私に鋭利な雨 それは貴方の存在でした お後がよろしいようで