暗くつらい冬になり 空は僕を放り出す 終わらない道を歩く 小石を蹴りながら つまらないうたを歌う 君を思い出した うわっ うわっ うわっ うわっ こんなのってあるのか くだらないウソをつく 僕を君が見てる 不安を押し殺した 声は震えてしまう そしたら君が言うんだよ ふざけた声の調子で 俯いてる僕にさ なだめるような口調で アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼンって アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼン 大きな音がしたから 通りへ出てみたんだ それから何か 買いに行ったっけ? ここがどこかも 分からなくなってしまった 気がした 僕の目に映るのはかなしい 町の虚ろに蠢く夜のなかの人が 滑って転げて凍え堕ちる様で どっかで泣いてる声 気がふれたような目 そんな景色のなかを揺れながら 歩いていく 君は何て言ったけ? さよならって意味だっけ? そんな言葉を思い出して 僕も真似してつぶやいてみた アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼンって アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼン アウフヴィダーゼン